ガテン系ITおじさんのつぶやき

多趣味で虚弱体質なおじさんのつぶやき

ITおじさんが大病をわずらった話(前立腺がん その1)

虚弱体質の管理人、今まで結構いろんな病気をわずらってきてます。
おいおいお話しますが、最新の大病は昨年(2020年)、過去最高のものでした。
少しでも同じ様な症状のある方の参考になる事を願って、今回はそのお話をば。

人生一番の大病

昨年、管理人は大病をわずらっていることが判明しました。
あまり自覚症状はありませんでした。
病名は前立腺がん』

予兆?

事の始まりは何てことないかんじでした。
ここ2・3年くらい、「なんとなくおしっこの出が悪い」ように感じていました。
ただ、年齢的なものもあるし、大して気にしていなかったというのがホントのところです。
その後、明け方にトイレに行きたくて目が覚めるようになってきたのですが、これも年齢的なものだろうと気に留めていませんでした。
しかし、「何となくひっかかる」感じがしたので、仕事がオフの2020年2月に、近所の泌尿器科に行ってみました。

違和感

前立腺肥大なんかだったら薬で改善するかも・・・」と思いつつ診察開始。
問診の後、触診(!!)されたのですが、新たな世界に目覚めずに良かったと安堵しました。
そんなこちらの呑気な想いとは裏腹に、お医者さんはほんのちょっと深刻な顔。
「確かに前立腺が大きくなってますねぇ。前立腺肥大かなぁ。一部固くなってるところもありますねぇ。念の為、血液検査しましょう。結果は来週お話するので、もう一度来てください」
という事で、その日の検査は終わり。

翌週、血液検査の結果を聞きに再度受診します。
先生は先週よりも難しそうな顔で「うーん、この”PSA”っていう値が良くないんですよねぇ。」
聞けば、前立腺がんがあるときにだけ反応する値だけど、正常値とはほど遠い。
かなり進行している恐れがあるくらいの値が出ているとのこと。
但し、射精して数日は値が上がりやすかったりだとか、他の要因も考えられなくはないので念のために再度血液検査してみようという事になりました。

紹介状

そして翌週。
血液検査の結果は、やはり前回と同じくらいの”PSA”値が検出されているという事で、大きな病院での検査を勧められます。
以前、別の病気で入院・手術をしたときに、結構快適に過ごせた「某大学病院」(以下、「大学病院」)に紹介状を書いてもらい、早速予約して受診しました。

大学病院での検査

検査入院

大学病院で再度血液検査をして、やはりPSAの値が高いことが確認されましたので、検査入院しようという事になりました。
その場で日程調整をして、3月上旬に検査入院が決定。

検査入院は一泊二日、初日に検査をして、翌日の午前中に退院というスケジュールです。
最初は血液検査や心電図などの検査と「骨シンチ」という、がんが骨に転移していないかを調べる検査もしました。

メインの検査

最後にメインの検査で、「前立腺の組織を取って生検に回して、組織の中のがん細胞の有無を調べる」のですが、この検査が痛いのなんの
専用の機械から会陰部に「バシュッ!」と、勢いよく射出された太い針を突き刺して、体の奥の方にある患部(前立腺)の組織を取るという作業を10回以上やったでしょうか・・・。
麻酔もしっかり打ってもらっているにもかかわらず、針が刺さる度に「ず~んっ!」という痛みが会陰部を襲って来ます。
ほとんど痛みを感じない人が大多数だそうですが、管理人は酒呑みなせいで麻酔が効きにくいのか、脂汗で全身ビッチョリになってしまいました。
翌日、会陰部が腫れまくった状態でヒョコヒョコ歩きながら退院して、2日ほど仕事を入れずに静養しました。

がん宣告

後日、検査結果を聞くために受診したのですが、結果は『前立腺がん』の診断。
管理人、54歳の春でした。

がんの告知って、もっとこうドラマチックなイメージを勝手に持っていたのですが、結構あっさり言われたのが拍子抜けでした。
(「あなたは・・・・・・癌ですっ!」「エエェー!!」、ピアノの音が『ダダーンッ!ピロリン・・・・ピロリンピロリン・・』みたいな、昭和のドラマで見たようなイメージ

まあそれはそれとして、、
「骨シンチの結果は問題なさそう、前立腺の外部にがん細胞は出ていない様だ」
ということで、手術して患部を摘出する方向で話を進めることにしました。

だいぶ長くなりました。
この続きは、続編で。

では、また!